不妊症が深刻化してきつつある現在、妊娠効果が期待できるとされる治療法や商品は数多く存在します。
その種類はサプリメント、飲料水、食べ物、運動法など様々です。
そんな中でも今注目されているのが「ホットヨガ」。
ホットヨガという言葉は聞いたことがあるけど、実際にはどのようなもので、どんな効果が期待できるのかわからないという方も少なくないでしょう。
そこで今回はそんな妊活・不妊治療に良いとされる「ホットヨガ」についてご紹介したいと思います。
ホットヨガって何?
そもそもホットヨガとは、室温約39度前後、湿度約60%前後に管理された室内で行うヨガを意味します。
適度な温度と湿度により、通常のヨガよりも、身体を柔軟にしやすくし、発汗を促す高い効果が期待されています。
ホットヨガの効果
では、具体的にホットヨガにはどのような効果があり、どういった点が不妊に効果的なのかについて見ていきましょう。
冷え性改善
通常のヨガにはないホットヨガの効果として挙げられるのが「冷え性改善効果」です。
冷えは妊活中の女性にとって大敵です。
身体が冷えると内臓も冷え、子宮や卵巣等の生殖機能も低下してしまいます。
生殖機能の低下は、卵子の質の低下や、せっかく受精できたとしても受精卵がうまく着床できないなどの不妊の症状へとつながってしまいます。
ホットヨガは高い室温と湿度の中で長時間ヨガを行うことで、身体を芯から温めることができます。
加えて、ホットヨガは高温湿の室内で行うため、かなりの発汗作用も期待でき、それにより体温調節機能が向上し、室外に出ても常に理想的な体温を維持できるようになるのです。
ホルモンバランスを整える
妊娠を望む女性にとってホルモンバランスの乱れは大きな問題です。
日頃の生活の中で感じる疲れやストレス等によりホルモンバランスが崩れると、生理不順や自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。
自律神経が乱れてしまうと卵子や卵巣にも悪影響が出てしまうため、結果的に不妊症につながってしまうのです。
ホットヨガは、ゆっくりと深呼吸をしながら高温湿の室内でヨガを行うことでしっかりと汗をかき、
体内の老廃物を外に出すことで、自律神経を鍛え、ホルモンバランスの乱れを抑制するとされています。
さらに、ホットヨガには独自の呼吸法と適度な発汗作用によるリラックス効果も期待されており、それらが自律神経の緊張を緩和するので二重の効果で、
ホルモンバランスを整えてくれるとされています。
ダイエット効果
医学的に、太っている女性はインスリン抵抗性が増加し、排卵しにくくなると言われています。
それに加え、余分な脂肪が多いとそれらが子宮を圧迫し、流産の危険性を高める恐れもあるのです。
ダイエットは美的要素とつながりが強いと思われがちですが、実は不妊症とも大きなつながりがあったのです。
ホットヨガでは強い発汗作用と独自のポーズで体幹を鍛えることにより、新陳代謝をあげ、体内の老廃物を体外に排出することで、痩せやすい体質つくりをサポートします。
同時に、食事制限などのダイエットとは異なり体内の新陳代謝を上げてくれるのでリバウンド率も低く、健康維持にも効果があると言われています。
骨盤矯正効果
体幹が弱く、猫背などの姿勢が悪い状態が続いてしまうと骨盤が歪み、内臓も本来の定位置からずれてしまいます。
内臓の位置がずれるとそれらの機能は一気に悪くなってしまいます。
当然、子宮や卵巣は内臓の一種です。
これらの機能が低下すると、排卵障害や月経不順、着床障害など不妊症のあらゆる原因を引き起こす恐れがあるのです。
ホットヨガには骨盤を正しい位置に戻すポーズや体幹を鍛えるポーズがあり、それらを正しい指導のもと行うことで、徐々に骨盤や内臓が正しい位置に戻るとされています。
内臓が定位置に戻ることは、子宮周辺のリンパや血流がよくなると同時に生殖器官の働きを正常に戻し、結果的に不妊症の改善に繋がるのです。
ストレス解消
不妊治療や妊活中はとてもデリケートな時期です。
なかなか妊娠することが出来ず不安に思う気持ちや、周囲に妊娠や出産をさき越されることに対する焦りなどストレスも多くかかってきます。
ストレスは妊娠したい女性にとっては大敵です。
ストレスをためることにより身体のバランスが崩れ結果的に自律神経の乱れや
ホルモンバランスの乱れにもつながってしまいます。
ホットヨガの深い呼吸法と運動法は、交感神経の働きを正常に戻し、自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れを改善するとされています。
さらに、汗をかいて老廃物を体外に排出させることで身体を内側からリフレッシュさせることができるので、ストレス解消には抜群の効果が期待されています。
ホットヨガをする上での注意点
ここまでみてもホットヨガが妊娠しやすい身体作りに効果がありそうだということはわかりましたが、
妊活・不妊治療中の方の場合はホットヨガをする上でいくつか注意をしなければならないポイントがあります。
排卵前後は避ける
排卵前後は女性の体の中に複数の卵胞が作られ存在しています。
その卵胞のうちの1つが排出されることで排卵が成立するのですが、その際にお腹周りに激しく負担をかけるポーズや運動を行ってしまうと卵胞が壊れてしまう可能性があるのです。
妊娠に大切な卵子が入っている卵胞を壊さないためにも、排卵前後のホットヨガは出来るだけ避けましょう。
高温期には行わない
高温期とは排卵終了から次の生理までの体温が高い時期のことを指します。
高温期は、精子や卵子・受精卵などが体の中で妊娠に向けて準備を行う期間ですが、これらは熱に弱いという性質があるのです。
そして、高温期に必要以上に体温を高くしてしまうことは、着床障害につながる恐れがあるとも言われています。
もちろん、これらはすべての方にあてはまるとは限りませんが、念のためにも、妊娠希望の方は高温期におけるホットヨガは避けておいた方が良さそうですね。
いかがでしたか?
美容効果のイメージが強いホットヨガですが、実は妊娠しやすい身体づくりの強い味方にもなるということがわかりましたね。
薬やサプリメントに頼ることも良いですが、副作用などの面を考えるとホットヨガのような副作用のない運動法で、
身体の内側から妊娠しやすい体質に変えていくということも良いかもしれませんね。
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