また新たな不妊治療の成功報告が発表されました!
HORACグランフロント大阪クリニックなどで作るグループによると、
体外受精の際、本人の細胞から取り出したミトコンドリアを精子と共に注入することで、卵子の質が改善し妊娠しやすくなり、実際4人の女性が国内で初めて出産に成功したそうです!
ミトコンドリアでの不妊治療方法は?
“卵子の質を改善“ 新不妊治療で4人が出産成功
本人の細胞の一部を卵子に移植する新しい方法を使って、国内で初めて4人の女性が体外受精での出産に成功したと、大阪市にある不妊治療専門のクリニックなどで作るグループが発表しました。
これは大阪市北区にある不妊治療専門の「HORACグランフロント大阪クリニック」などで作るグループが21日発表したものです。
この方法は、加齢などで老化した卵子を体外受精させる際、本人の細胞から取り出した「ミトコンドリア」というごく小さな器官を移植することで卵子の質が改善し、妊娠しやすくなるとされるものです。
グループは臨床研究で、この方法を使った受精卵を21人の女性の子宮に戻した結果、27歳から36歳までの4人の女性が、国内では初めて無事に出産したということです。
【参考】http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170622/k10011026151000.html
どういうことかというと、
体外受精の際に、ミトコンドリアを精子と共に注入すると、卵子の質が良くなり、元気になったり若返ったりすることにより妊娠しやすくなる、という方法だそうです。
ミトコンドリアとは?
地球上に生息する、ほとんどの生物の細胞に含まれている、細胞内構造物のひとつで、人間以外にも植物や菌類の中にも含まれているんだそうです。
このミトコンドリア、年齢と共に減っていき、ミトコンドリアが減ると老化が進み、元気がなくなったり認知症の原因にもなっているとも言われています。
卵子が老化していき妊娠しにくくなっていくのも、ミトコンドリアの減少が原因の1つとされているんです。
ミトコンドリア注入は本当に不妊治療効果はあるの?
このHORACグランフロント大阪クリニックのグループで行われているミトコンドリアを使用した治療方法は、
日本産婦人科学会では、「科学的な効果は十分に検証されておらず、初期の研究や実験段階の治療法」だと見解を示しています。
ということは、まだ確実に効果があるとはされていないんですよね。
実際研究結果でも、21人の女性で実験した中で、4人の方が妊娠はしましたが、残りの17人の方は妊娠しなかったことになります。
おそらく、被験者は妊娠しにくい体質だった人だと考えられますが、全ての人に効果があるというわけではなさそうです。
高齢で不妊治療を行っている人はミトコンドリアのサプリは摂っておいて損は無い
とはいうものの、高齢で不妊治療を行っている方は、そこまでの治療はできなくとも、ミトコンドリアのサプリは摂取しておくべきだと思います。
ミトコンドリアのサプリメントの中で、妊活中におすすめなのはシンゲンメディカル株式会社の「ミトコア300mg」です。
ミトコアには、イースタティックミネラルというミトコンドリア機能を改善・回復してくれるイオン化ミネラルが含まれています。
最近では、このイースタティックミネラルが1.5倍多いミトコアmore300mgが発売され、こちらがかなり売れているようです。
他にもDHEAによく似た分子構造の「ジオスゲニン配糖体」や、着床を助けるといわれている「アグリコン型イソフラボン」も配合されている、
他の妊活サプリより少し質の高いサプリメントです。
20代の若い方は必要ないかもしれませんが、特に35歳以上の卵子の老化が始まってきている年齢の方は、ぜひ早いうちから飲んでおくことをおすすめします。