今自分のからだの中にはいくつの卵子があると思いますか?
ひと月に1つ排卵するとして、
12か月×閉経まで20年だとして240個くらい?
いえいえ、卵子はそんなに少なくありません。
排卵する卵子はそのぐらいの数かもしれませんが、
女性のからだの中にはもっと多くの卵子を持っているんです!
卵子の数ってどのぐらいなの?
卵胞(卵子を育てる袋)の中には卵子のもとになる
原始卵胞というものがあります。
私たちが赤ちゃんの頃(5ヶ月)の頃には700万個も持っていると言われています。
そしてこの世に生まれる頃には200万個ぐらいに減っているそうです。
さらに、月経開始の時期から思春期には170~180万個、思春期から出産適齢期には20万~30万個
というようにどんどん減少していきます。
特に37歳以降には急激に減少するようで、
そのため、不妊治療で体外受精をした際にも、
採れる卵子の量が減ってくるんですね。
卵子は1回の生理周期で約1000個ほど減るようで、
一日に換算すると30~40個減少しているようです。
排卵は1月1個だから1つずつ減っていっているのではなく、
排卵しなくても卵子は自然に消滅していってしまうのです!
現代の医学では、卵子を増やすことはできないと言われており、
元々持っている原始卵子を使い切ったら妊娠はできません。
そのため、高齢になるにつれて妊娠しにくくなるので、
早めに妊娠するよう勧められるんです。
諦めるのはまだ早い!
これだけ読むと、「私はもう30代後半だから、卵子の数は残り少ないし、
妊娠できないかも・・・」と思うかもしれませんが、諦めるのはまだ早いです!
確かに体内に残っている卵子は毎日減りつつあるので、
いずれは妊娠不可能になる日がくるかもしれませんが、
妊娠するためには質のよい卵子が1つあればいいんです!
たった一つでもあれば妊娠は可能なんです!
体外受精までステップアップした際にも、
採卵で卵子の数が思ったより少なく、がっかりすることもあるかもしれません。
これは若い人に比べると卵子の数が減っているので仕方がないことです。
でもその採卵できた卵子のうち、一つでも受精卵になり、
移植し、妊娠成立し、無事出産できればよいのです!
若い人より確率は低くなるかもしれませんが、ゼロではありません。
なので、高齢で、卵子の数が少ないからと言って、妊娠を諦めるのはまだ早いかと思います。
それに、大事なのは卵子の数より質だと思っています!
卵子の数を増やすことはできませんが、卵子の質を良くすることはある程度はできると考えています。
いくら卵子がたくさんあっても、質が良く無ければ妊娠は難しいですからね(><)
今できる努力としては、卵子の残りの数を気にすることではなく、
妊娠しやすい体質作りに励むことだと思います!
できることから始めていきましょう!
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[…] ⇒卵子の数は年齢を重ねると共に減少していく […]